合コンとオタク

 昨日は合コンというものに行ってきたんですが。

 

 

 合コンとは、恋人のいない男女(例外アリ)が、なるべく同じ人数同士になるよう集まり、楽しく交流をしつつあわよくばカップル作ってSEXでもしちゃおう、的パーティー!

 そんな、恋愛資本主義うずまく集まりの中に紛れ込んだ、隠れアニオタ一人。

 

 

 場違い甚だしい。

 

 

 でも頑張ったんですよ!ヲタクである事を隠しつつ「あー、ロンバケ!面白かったよね!」とか内心全く興味ない話題に乗ってるフリをしつつ、女子の気を引こうと頑張ったんですよ!

 

 

 そしたらですね・・・会話がジブリとかディズニーとか「カワイイ系」の話になり、

 恐れていた事態が。

 

 

 

女子A 「ねえねえ、プリキュアって知ってる?」

 

 

 

 

 (は?)

 

 

 

 

男子A 「あー知ってるぜ!日曜の朝にやってるやつだろ?」

女子B 「そうそれ!すっごいカワイイの!」

男子C 「アキバ系のやつだよな?聞いた事あるぜ!」

 

 

 

 

 (ちょ、ちょ、ちょっと待っ)

 

 

 

 

女子C 「ねえ、○○君(僕の本名)は

プリキュアって知ってる?

 

 

 

 

 

僕 「誰に聞いてんだこのビッチ!こちとら、無印から一話も欠かさず観てるし、映画も初日に観たッ!しかもファンサイトまでやり、レビューも書き、同人誌も描いたッ!そう・・・プリキュアは俺の全てと言っても過言ではない!貴様のようなコンサバ女子がどこの口でプリキュアを語ろうと言うのかッ!?今から東アニ本社のプリキュア世界展に来いッ!プリキュアンのなんたるかを叩き込んでやる!(*´д`*)ルミャー!!

え、えっ?あ、ああー、な名前くらいは知っ、知ってるけどね?ブフッ(含み笑い)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 勘弁してくれ・・・_| ̄|○

 

 

 

 

 

 

 

 仕舞いにはプ〜リキュア♪プ〜リキュア♪一難さってまた一難・・・」と、主題歌を歌いだす女子二人。なんというか、踏み絵にかけられる隠れキリシタン的扱いを受けました。コンチクショウ。

 

 

 

 先日の合コン更新で色んなサイト様にリンクを張っていただき、これは波が来てるなと!今最もHOTな話題は「ヲタク合コン」だなと!<大いなる勘違い

 そこで今日は、空に沈むさんやSINKINGDOMさんがご提唱なさってる、大変興味深いトピックッ!

 

 

 「参加者が全員ヲタクの合コン」をやったらどうなるか?

 

 

 あくまで自分の経験に即して妄想してみました。

 ↓ ↓ ↓

 

 

 

<例1: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合>

 

待ち合わせ場所の新宿ALTA前。集合時間5分前。

 

 

A (うわーうわー怖えー。ヲタク合コンっていうからつい参加しちゃったけど・・・確かに相手が全員ヲタクだってのは安心しなくもないけど・・・。

来月のサンクリのふたご姫本のせいでひきこもってたから、ここ一ヶ月マトモに人と話してねーよ・・・。

しかも女の子と話すのなんか1年ぶりくらいなんですけど。ぶっちゃけありえ)

 

 

主催者 「あっ、エミネムさん(AのHN)ですか?」

A 「えっ!?あっ、、あ、はい。はじめましてー」

 

 

主催者 「どうもー。もう皆さんおそろいですねー。」

ヲタB 「こんにちわー」

ヲタC 「・・・」

ヲタD 「あっこの前のレヴォではどうもですー」

 

 

A 「あっ、こちらこそー」(レヴォとか言うな

主催者 「もう女の子たちもそろってますね?こちらの皆さんですよ」

 

 

腐女子A (ぺこり)

腐女子B (・・・ぺこり)

腐女子C (メールを打っている)

腐女子D (あさっての方角を見ている)

 

 

 

A (何か言えよおまいら。)

(あーでも、みんな可愛い感じだなぁ。本当にヲタクなんだろうか・・・?)

 

 

 

A 「ぁ・・・ど、ども」 (ぺこり)

主催者 「じゃあ行きましょう」

 

 

 

ぞろぞろぞろぞろ

 

 

 

男子は男子で、女子は女子でになって移動。知らない者同士で、お互い会話ができないまま歩く。

 

 

A (うわぁ・・・結構このがキッツイな・・・)

すると、突然話を振ってくる男の子のヲタクC君。

 

 

ヲタC 「あー、AirのDVD3巻買い忘れてましター!新宿来るついでに買おうと思ってたんですけどね。やっぱあの回は京アニの」

A 「えっ?あ、ああーそうですねぇ」 (やべ、俺も買い忘れてた

 

 

 ◇

そんなこんなで、会場の「酒彩ほのか」に到着。お座敷に案内される。

主催者 「あっ、こちらですー。じゃあ、最初は女性陣は奥、男性陣は手前側に座りましょうか」

 


(こんな感じ)

 

 

ぞろぞろと席につく参加者。目の前には女の子。何を話せばいいのかわからない。女の子は女の子同士で、なんか話が盛り上がっている模様。

 

 

A (まいったな・・・)

ヲタC 「まぁ劇場版Airはしょうがないですね!やはりテレビシリーズの出来が良すぎたってののもありますけど、出崎演出が」

A 「そ、そうですよねぇ」 (俺は劇場版好きだけどなぁ)

 

 

主催者 「皆さんビールで大丈夫ですよね?」

手際の良い仕切りのお陰で、早速運ばれてくる中ジョッキ。手渡しで中ジョッキを奥の席まで回していく。

 

 

A 「あっ、どうぞ」

目の前の女の子にビールを手渡すA君。

 

 

腐女子A 「どうもー 」

A (おおっ、初コミュニケーション!)

 

 

主催者 「では皆さん、今日は楽しみましょう。乾杯!

全員 「かんぱーい」<ユルいテンションで

 

 

こうして、俺の「ヲタク合コン」が始まった。

 

 

 <続く>

 

 

 

 

 

<例1: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合>part.2

 

主催者 「では皆さん、今日は楽しみましょう。乾杯!

全員 「かんぱーい」<ユルいテンションで

 

 

ぐびっ ぐびっ ぐびっ

 

 

全員無言で、一口目のビールを胃に注ぎ込む。

A (俺、酒弱いからあんま飲みたくねーんだけどな・・・)

 

 

ヲタC 「ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ ぐびっ」

A (だ、誰もフってないのに一気ですか!?」

 

 

ヲタC 「ぶふぅー!(中ジョッキを空にしつつ) アバヨ涙ーギャバーン!

A (特撮ヲタか・・・

 

 

腐女子A 「すごーい!全部飲んでるしー」

(い、いいの!?そのノリで!?)

 

 

主催者 「じゃあ、皆さん初めてということで自己紹介でもしましょうか。エミネムさんからどうぞ」

A 「えっ!?」

 

 

A君に集まる、腐女子たちの視線

 

 

A 「 あっ、は、はい。エミネムと言います。どうもー。いちおう、ど、同人誌描いてます。

A (うわ、クソ恥ずかしい・・・)

 

 

腐女子B 「えー、どんなジャンルですかー?」

A 「 じゃ、ジャンル!?え、えーと・・・」

 

 

じっと見つめる、腐女子たち。

 

 

A 「か、カレイドスターとか、ふたご姫とか・・・知ってます?」

腐女子D 「あーふたご姫可愛いー♪

腐女子B 「私、ロゼッタのコス撮影したことありますー」

 

 

 

A (撮影・・・?)

 

 

 

A 「そ、そんな感じです。すごい緊張してますが、よろしくお願いします」

ぱちぱちぱちぱち

 

 

主催者 「じゃあ、交互に行きましょう。次は女性陣どうぞ」

腐女子A 「あっはいー」

 

 

A (あっ・・・俺の目の前の子だ・・・)

 

 

腐女子A 「柘榴(ざくろ)って言いますー」

A (ざくろちゃん か・・・)

 

 

主催者 「ざくろさんも、今度のサンクリ出られてるんですよね?」

A (へ?)

腐女子A 「あっはいー。マリみてで出ますー」

腐女子D 「あー応援行きますー♪

腐女子A 「えー嬉しいー!

 

腐女子C 「私サンクリ落ちちゃったんですよー」

腐女子B 「サンクリ、コスプレ禁止ですしねー」

腐女子C 「でも友達がひぐらしで出るんでー、そこで売り子とかやるんでー」

 

 

 

A (うわぁ・・・女の子がヲタトークで盛り上がってるよ・・・)

 

 

 

腐女子A 「エミネムさんも、会場でお会いしましょうー♪

A 「・・・え!?」

 

 

A (どくっ どくっ どくっ どくっ)

 

 

A ( 初めてだった。女の子や、周りの友達から隠れながら同人やってたから、同人イベントで女の子と会うなんて、想像も及ばなかった。

 

 

すげー安直だとか、思い込みだとか、自分でも思うけど、

俺は、目の前のざくろちゃんが、すげー可愛く見えた。

 

 

 

A 「いいですねー 是非!」

 

 

 

<続く>

 

 

 

 

<例: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合> part. 3

 

腐女子A 「エミネムさんも、会場でお会いしましょうー♪

A 「いいですねー 是非!」

 

 

主催者 「じゃあ次は男性ですね。」

ヲタB 「あっどもー。電音(でのん)って言いますー。特に何もやってませんが、よろしくどうぞー。」

ぱちぱちぱちぱち

 

 

腐女子B 「次は私ですか?あっはいー。シュン申しまーすぅー。

A (アニメみてーな声だな)

 

 

ヲタB 「声可愛いっすよねー」

腐女子B 「えーあー、ありがとうございますぅー

A (喋り方もすげーな・・・)

ぱちぱちぱちぱち

 

 

主催者 「ではお次は・・・」

ヲタC 「拙者ですか!拙者、バラル・ランと申す者。よろしく頼むぞよ。

 

 

A (痛いなコイツ)

 

 

腐女子C 「くすくすくす・・・」

A (ウケてる!?)

 

 

腐女子C 「えっと、バラル・ランさんはアニメとか観てるんですか?」

ヲタC 「拙者、アニメも良いが、特撮の方が好きですな。(打ち切りが決まった)ウルトラマンネクサスは結構好きだったんじゃが、あれはバンダイの(以下、1分くらい特撮トーク)」

 

 

腐女子A 「えーでもすごいですね。詳しいんですねー

A (ざ、ざくろちゃんが食いついてる・・・!)

 

 

ヲタC 「じゃあナンですか!明日西武園マジレンジャー(のショー)があるんですが、行きますか」

腐女子A 「あっ行きたいー!

 

 

A (マジかよ!?こんなヤツについて行っちゃうのかよざくろちゃん・・・!?)

ショックを受けるヲタA。

 

 

主催者 「まぁまぁ。一度自己紹介を進めましょう。お次は、水茄さんですか?」

腐女子C 「ども。水茄(みずな)って言います。やおい(同人誌)よりも男性向け(同人誌)の方が好きだったりしまーす。うははは。

A (ううむ、豪快な子だ)

ぱちぱちぱちぱち

 

 

ヲタD 「次僕ですか?初めまして。クロカンと申します。いつも同人とかやってます」

A (クロカンさんかー。この前のレヴォではすげー列作ってた有名同人作家さんだけど、控えめな方だよな・・・)

 

 

腐女子C 「えっ!?クロカンさんって、もっ、もしかして五郎蔵屋(サークル名)のクロカンさんですか!?」

 

 

ヲタD 「あー、一応・・・。はい。

腐女子C 「淫ぱるすシリーズ全部読みました!うわー感激!握手とかしちゃってもいいですか!?」

ヲタD 「えっ?は、はい」

ぶんぶんぶんぶん

 

 

腐女子A 「えっ、有名な方なんですか?」

腐女子B 「私同人はあまり詳しくないんですぅーでもスゴイですねぇー

 

 

主催者 「僕もこの前レヴォで列に並びましたよw」

ヲタD 「えっそうだったんですか; それはスイマセンでした」

 

 

一気に注目を浴びるヲタDことクロカン。。ヲタC(バラル・ラン)は黙々とお通しをつまんでいる。ヲタB(電音)は興味津々で、ヲタDの顔を見つめている。

 

 

主催者 「まぁ、詳しい話は後ほど。では最後になっちゃいましたが、ユリさんどうぞ」

腐女子D 「最後でスイマセン; ユリです。」

ユリが話し始め、静まり返る一同。

 

 

腐女子D 「 ・・・えっ?あっ、な、なんか喋り辛いですね;」

A (クロカンさんの後だし喋り辛いだろうな。フォローしてあげようかな・・・)

 

 

A (ドキッ ドキッ ドキッ ドキッ)

 

 

A 「あっあの、ユリさんもマンガとかアニメとか観たりするんですか?」

 

 

 

腐女子D 「え、あー好きですよ。

 

 

 

A (よし!答えてくれた!うわー、こういうトークができるってやっぱ良い!大学の女じゃぜってー引かれて終わりだもんな)

 

 

 

A 「どっ、どんなのが好きなんですか?」

腐女子D 「えー色々観ますよー。デジモンとか、ハガレンとか、プリキュアとか・・・」

 

 

 

A (プリキュア・・・?)

 

 

 

腐女子D 「ロードオブザリングなんかも好きですーよろしくお願いします」

ぱちぱちぱちぱち

 

 

主催者 「これで皆さん終わりましたね?あっちなみにさっきから仕切ってる僕は、内田と言います。よろしくお願いします。」

 

 

 

A (名前覚え切れねーよ・・・。ただでさえ苦手なのに。)

 

 

自己紹介が終わってしまい、シンとしてしまう一同。黙々と料理をつついたり、ビールをすすったり。

A (き、キツイ・・・。自己紹介タイムの方がまだ良かった・・・)

 

 

腐女子C 「あのー、エミネムさんって」

A 「・・・(気づいてない)・・・」

 

 

腐女子C 「エミネムさん?

A 「えっ!?あっ、あ、すいません。俺?

 

 

くすっと笑う、腐女子Aことざくろちゃん。

A (あっ、ざくろちゃん笑った!ざくろちゃんと話したいなぁ・・・)

 

 

腐女子C 「エミネムさんって、

あまり喋らないですよね?

 

 

 

A (・・・なんだよそれ)

 

 

 

<続く>

 

 

 

 

<例: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合> part. 4

 

腐女子C【水茄】 「エミネムさんって、

あまり喋らないですよね?

 

 

 

ヲタA【エミネム】 「・・・え、え?

(やべっ・・・ツマラナイ奴だと思われた・・・ていうかなんだよこのオタク女!ていうか俺もオタクだが、一応初めてあった人間に、なんてこんなことズケズケと言われなきゃなんねーんだ・・・!バトー(※攻殻機動隊)みてーな顔しやがって!

 

 

ヲタA【エミネム】 「い、いやーなんつうか、ずっとひきこもってたから人と話すのも久しぶりだったんでー!喋り方とか忘れちゃった感じで!いや、そういうのあるじゃないすか!いや、確かにたまに俺、クール系とか言われるんだけど!飛影(※幽遊白書)っていうか!いや、合コンとか慣れてないっていうものあるし!(以下、30秒くらい言い訳)」

腐女子C【水茄】 「えっ?あ、あーあー・・・」

腐女子B【シュン】 (・・・にこにこ)

腐女子D【ユリ】 「・・・」

 

 

腐女子A【ざくろ】 「・・・」

 

 

ヲタA【エミネム】 (ダメだ・・・口が止まらない・・・。ちょっとイジられただけで、こんなにムキになっちまう・・・。俺って小さいヤツだ・・・。場の空気も悪くしちまった・・・やっぱ合コンなんか来なきゃ良かった・・・)

 

 

エミネムが喋り終わった後、気まずい空気が漂うオタク合コン。

ヲタA【エミネム】 (・・・やっちまった)

 

 

主催者【内田】「・・・」

主催者【内田】「・・・エミネムさんソ・ソ・ウ!ソ・ソ・ウ!

 

 

突如大声を張り上げる、主催者内田。大声で「ソソウ」と叫びながら、ヲタAことエミネムの前にある中ジョッキに、ビールをイッパイに注ぐ。

ヲタA【エミネム】 「え、え?ソソウ?ソソウって・・・」

 

 

主催者【内田】「飲み会でスベった人は、飲んで責任取るしかありませんよっ♪

 

 

腐女子C【水茄】 「あー、なるほど!ソ・ソ・ウ!ソ・ソ・ウ!

腐女子B【シュン】 「エミネムさん飲め飲めー♪

ヲタC【バラル・ラン】 「・・・ははは(乾いた笑い)

ヲタD【クロカン】 「頑張れエミネムさんw ソ・ソ・ウ!」

 

 

腐女子A【ざくろ】 「・・・そ・そ・う!

腐女子D【ユリ】 (笑いながらエミネムを見つめる)

 

 

部屋中に響き渡る、「ソソウ」(※粗相)コール。そして手拍子。ヲタAことエミネムに、部屋中全員の視線が注がれている。全員笑っている。

ヲタA【エミネム】 (なっ、なんだこのノリ・・・!?)

 

 

主催者【内田】「エミネムさんがんばっ!」

ヲタA【エミネム】 (・・・やけくそだっ!)

 

 

ヲタA【エミネム】 「・・・はいっ!飲ませて頂きまーす!プロミネンス・ドレスアーップ!(※「ふたご姫」の変身の掛け声)

 

 

ごくっ ごくっ ごくっ ごくっ ごくっ

 

 

ヲタA【エミネム】 (うわ・・・キツイ・・・!)

ふと、視線を下に落とすと、

 

 

目の前に座る、腐女子Aことざくろちゃん

笑いながら、まっすぐ自分を見つめていた。

視線が、合った。

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (やったる・・・!)

ごくっ!ごくっ!ごくっ!ごくっ!ごくっ!

 

 

 

・・・がたんっ!(空になったジョッキをテーブルに置く音)

 

 

 

主催者【内田】「いよっ、いい飲みっぷり!」

ぱちぱちぱちぱちぱちぱち!

 

 

腐女子C【水茄】 「きゃースゴイスゴイーw」

腐女子D【ユリ】 「うわー全部飲んじゃった!

ヲタB【電音】 「おおぉ〜」

ヲタD【クロカン】 「ありゃ、やっちゃいましたなー

 

 

腐女子A【ざくろ】 (笑いながら拍手)

ヲタA【エミネム】 (やべー・・・やべー・・・一気なんかしたの大学一年の時以来かもしんねー。うわ、もう(酒が)回ってきた。でも、皆笑ってくれたし良かったかー・・・。スベって、あのままだったらマジ寒かったし・・・

・・・そうか。(主催者の)内田さんが、助けてくれたんだな

 

 

ヲタC【バラル・ラン】 「拙者も負けませぬぞ!やぁぁってやるぜ!(※ダンクーガ)

ごくっ!ごくっ!ごくっ!ごくっ!

腐女子C【水茄】 「うわーなんなのこのノリー!」

主催者【内田】「バラル・ラン!バラル・ラン!バラル・ラン!」<掛け声

 

 

 

ヲタCことバラル・ランはこのままビールを一気。一気したオタはエミネムとバラル・ランだけだったが、場の空気も温まり、会話も弾む。

腐女子連中もお酒を飲み、やや緊張気味だった腐女子A【ざくろ】腐女子D【ユリ】も一気に饒舌に。オタトークや世間話に華が咲いた。

 

 

ヲタA【エミネム】「いやもうアレなんですよ!ふたご姫は、サトジュン作品としては良い出来なんですが、もっとこう、おジャ魔女どれみみたいなドラマ要素が」

腐女子D【ユリ】 「あの、サトジュンって?

ヲタB【電音】 「ふたご姫の監督の佐藤順一さんです。」<ボソリ

腐女子C【水茄】 「そうですねー。そろそろテコ入れがほしいところですよね。コメット☆さんみたく打ち切られたりしてもブルーですしw」

ヲタC【バラル・ラン】 「コメットさんを愚弄するかッ!?

ヲタD【クロカン】 「打ち切りと言えばナー(以下略)

 

 

 

ヲタA【エミネム】(良いなぁ。オタトークで女の子と盛り上がるって。さっきの一気でかなり酒回ってきて、ぶっちゃけ結構キツイけど、こんな楽しいの初めてかも。

しかも女の子とだもんな。やべえ。みんな可愛いよ。てういか、合コンってこんなノリでいいのかな・・・?)

 

 

腐女子A【ざくろ】 「なんかアレですねー。エミネムさんって、最初ちょっと人と話さない感じなのかなって思ったけど、

面白い人ですねー」

ヲタA【エミネム】「えええっ!?そ、そう・・・かな・・・」

 

 

ヲタA【エミネム】(ヤバイ。マジ嬉しい。

 

 

そのとき。主催者の内田が言った。

主催者【内田】「すいませーん。もう時間なんで、一度締めたいと思いますー。

 

 

ヲタA【エミネム】「えっ!?もう終わりなんですか?」

(やべえ!ふたご姫の話してたら終わっちまったよ!女の子の携帯の番号とか、一人もまだ聞いてねえ!っていうかこういう場で聞いたりしてもいい・・・んだよな?せっかくの合コンなのに!今から急いで聞くかっ!?)

 

 

主催者【内田】「この飲み屋2時間制なのでー。んで、2次会カラオケにしようと思ってるんですが、皆さんどうですかー?」

 

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (カラオケ・・・ッ!?

 

 

 

 

<続く>

 

 

 

 

<例: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合> part. 5

主催者【内田】「んで、2次会カラオケにしようと思ってるんですが、皆さんどうですかー?」

 

 

腐女子B【シュン】 「私は大丈夫ですよぉー。ざくろさんどうしますぅー?」

腐女子A【ざくろ】 「あーどうしよう。どっちでもいいですけどー・・・」

 

 

ヲタA【エミネム】 「いや、行きましょうよー。ざ、ざくろさん

(うわ、初めて名前(ハンドルネーム)で呼んじゃったよ・・・。恥ずかしいな; ぶっちゃけカラオケも苦手だし、オタク系しか歌えないんだけど、もうちょっとざくろちゃんと話したいなぁ。番号も聞きたいし・・・。

 

 

番号を聞く?俺が?

 

 

・・・やっぱさっきのビールの一気で酔ってんのかな。俺がそんな大胆なこと考えるなんて。)

 

 

ヲタD【クロカン】 「スイマセン。僕は入稿が近いんでここで失礼致しますー。」

ヲタB【電音】 「自分は皆さんにお任せします」

腐女子C【水茄】 「えー、クロカンさんカラオケ行きましょうよー

主催者【内田】「まぁまぁ、一度外に出ましょう。一人3500円ですー。お願いしますー。」

 

 

メンバーから会費を集める、主催者の内田。集めたお金を店員に渡す。この間に、メンバーは続々とお店の外に。

がやがやがやがや・・・

会場の「酒彩ほのか」は、新宿の歌舞伎町のド真ん中。店の外に出ると、いかついヤンキーのようなオジサンや、ケバい格好のお姉さん、酔っ払った大学生のような人ごみでごったがえしている。

 

 

腐女子D【ユリ】 「・・・うわー・・・混んでますねぇ・・・」

ヲタC【バラル・ラン】 「コミケ当日のゆりかもめよりは混んでないですな。」

腐女子B【シュン】 (なにやら携帯をいじっている)

 

 

なんとなく、肩身が狭いような気がするオタク達。

 

 

主催者【内田】「さて、皆さんどうしますか?」

ヲタD【クロカン】 「僕はここで; お疲れ様でしたー」

腐女子C【水茄】 「え、本当に帰っちゃうんですか?」

ヲタD【クロカン】 「はい。スイマセン。」

主催者【内田】「クロカンさん、お疲れ様でした。」

 

 

腐女子C【水茄】 「あーじゃあ、番号とか聞いちゃってもいいですか?

 

 

ヲタA【エミネム】 (えっ!?番号って、そんなストレートに聞いちゃっていいものなん!?)

 

 

ヲタD【クロカン】 「あー全然いいっすよ。

腐女子C【水茄】 「やったー!ありがとうございますー!」

腐女子D【ユリ】 「あっ、じゃあ私も!

腐女子A【ざくろ】 「私もお願いします

ヲタA【エミネム】 (ざ、ざくろちゃん・・・!?)

 

 

ヲタD【クロカン】 「ういー。090-****-****です」

かちかちかちかちかちかち・・・<番号を打ち込む音

 

 

クロカンの番号を一斉に打ち込む腐女子3人。ちょっとジェラシーを感じるヲタAことエミネム。

 

 

腐女子C【水茄】 「ありがとうございましたー。私のもメールで送りますねー」

腐女子D【ユリ】 「ありがとうございましたー」

腐女子A【ざくろ】 「ありがとうございましたー」

ヲタD【クロカン】 「いえいえ。じゃあこれで。お疲れっしたー」

去るヲタDことクロカン。

 

 

腐女子D【ユリ】 「スイマセン;私も帰りますー。ウチ門限厳しいんです;」

主催者【内田】「あっ、お疲れ様でしたー」

去る腐女子Dことユリ。妙に名残惜しそうに見送る、ヲタBこと電音。

 

 

主催者【内田】「じゃあ、行きましょうかー」

二次会のカラオケに参加するのは、ヲタA【エミネム】・ヲタB【電音】・ヲタC【バラル・ラン】・腐女子A【ざくろ】・腐女子B【シュン】・腐女子C【水茄】・主催者【内田】の七人。会場のパセラ新宿店まで、連れ立って歩く。

 

 

ざわざわざわざわ・・・

ヲタA【エミネム】 (くそっ。やっぱり新宿は苦手だなぁ・・・)

 

 

移動しながら、主催者の内田は携帯で誰かと話している。

主催者【内田】「お疲れ様ですー。これからパセラに行くんですがー。・・・ハイ。・・・ハイ。あっ、了解ですー。ではよろしくお願いしますー。」

 

 

パセラ新宿店に着く。週末で混んではいたが、運良くスムーズに部屋に案内される。部屋は、アジアンテイスト溢れる、オシャレな感じの部屋だ。

また、同店は日本一オタクソングが入っているカラオケとして知られている、OFF会などでも定番のお店だ。主催者の内田がパセラを選択したのは、流石と言っていい

 

 

ヲタA【エミネム】 (何はともあれ、ざくろちゃんの近くに座りたいなぁ。・・・よしっ今だ!)

 

 

ヲタA【エミネム】 (よし!あーでも、水茄さんとざくろちゃん、女の子に挟まれちゃったよ・・・。緊張するなぁ;

 

 

主催者【内田】「皆さん飲み物はどうしますか?」

 

 

腐女子C【水茄】 「えーと、焼酎!

腐女子A【ざくろ】 「カシスオレンジお願いします」

ヲタB【電音】 「ウイスキーを。ロックで。」

ヲタC【バラル・ラン】 「拙僧ウーロン茶を所望いたす。」

腐女子B【シュン】 「私はーえーとぉ、カルーアミルクでぇー。」

ヲタA【エミネム】 (・・・もう酒は飲みたくない。)「オレンジジュースを。」

 

 

リモコンを使って、手際よく飲み物を注文する。数分後には、店員が飲み物を、各人の前に置く。

主催者【内田】「では、二次会も楽しみましょう。乾杯ー

全員 「かんぱーい!」<ややテンション上がり気味で

 

 

腐女子A【ざくろ】 「かんぱーい」

ヲタA【エミネム】 「あっ、か、乾杯ー」

からーん

 

 

 

ざくろとグラスを合わせる、ヲタAことエミネム。

ヲタA【エミネム】(やっべ嬉しい。)

 

 

 

腐女子C【水茄】 「うおーカラオケ久しぶり!何歌おうかなー。あっねぇねぇエミネムさん!種デス(※ガンダムSEED DESTINY)観てます?」

ヲタA【エミネム】 「えっ、え?俺?み、観てますけど・・・

 

 

腐女子C【水茄】 「ちょっと手伝って下さいねー

ピッピッピッピッ ピッ(送信)

 

 

 

 

 

 

『PRIDE』

HIGH and MIGHTY COLOR

 

 


※カラオケの画面

 

 

 

ヲタA【エミネム】(ラップ部分歌えってか)

 

 

 

 

<続く>

 

 

 

※捕捉 『PRIDE』・・・ガンダムSEED DESTINYの2番目の主題歌。女性ボーカルと、男性のラップのかけ合いが印象的

 

 

 

 

<例: ひきこもり系大学生 Aクン(男)の場合> part. 6

 

腐女子C【水茄】 「ちょっと手伝って下さいねー

ピッピッピッピッ ピッ(送信)

 

 

 

 

『PRIDE』

HIGH and MIGHTY COLOR

 

 


※カラオケの画面

 

 

ヲタA【エミネム】 「えっ!?いっいや無理無理無理無理!ラップなんか無理ですよー!」

腐女子C【水茄】 「あっ始まった。はかなぁ〜く散った〜光がぁ〜

ヲタA【エミネム】 (無駄に上手ぇ!

 

 

腐女子C【水茄】 「消える〜あの〜場所から〜

 

 

 

 

Rap(行くぞwake up to go未知なる未来へ

さぁ迫る風に羽広げて

It's a二つと無い力生み出し飛び立つ

不安プラスPRIDE胸にfly)

 

 


※カラオケの画面

 

 

ヲタA【エミネム】 (ヤベ、ラップ来た!いや無理無理!歌詞が恥ずかしすぎ!無理無理!)

 

 

「いやーむっ無理ですー!

腐女子C【水茄】 「・・・」

 

 

It's a二つと無い力生み出し飛び立つ不安プラスPRIDE胸にfly!

ヲタA【エミネム】 (歌えるんじゃねーか)

 

 

チキってラップを歌えず、真っ赤な顔でうなだれるヲタAことエミネム。腐女子Cこと水茄は、そのまま曲を歌い続ける。隣には、エミネムが気になっている女の子、腐女子Aことざくろが。

ヲタA【エミネム】 (・・・ああー、俺ってしょっぱいなぁ・・・。引かれちゃったかな・・・。)

「いっいやー、いきなり歌えって言われても無理ですよ普通ー!この曲難しいしー。あははは」

 

 

必死に、ざくろに弁解するエミネム。

ヲタA【エミネム】 (・・・もう喋るな俺・・・。)

 

 

腐女子A【ざくろ】 「・・・あー・・・」

 

 

腐女子A【ざくろ】 「スッゴイその気持ちわかるー

 

 

ヲタA【エミネム】 (えっ?

腐女子A【ざくろ】 「私も前、サークルの友達とカラオケ行ったとき、なんかスゴイ恥ずかしい曲入れられて、歌えなかったの。」

 

 

ヲタA【エミネム】 「ま、マジですか!?俺もさっき・・・そうだったんです!」

腐女子A【ざくろ】 「うんわかるわかる!私の時は、なんか歌っていうか、ずっとネコミミがどうとか言ってるだけの、超恥ずかしい曲でー!」

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (Neko Mimi Modeか。)

 

 

 

ヲタA【エミネム】 「あー、あの曲は恥ずかしいですよねw

腐女子A【ざくろ】 「えっ知ってるの!?有名なのあの曲!?」

ヲタA【エミネム】 「えっと、月詠っていうアニメのオープニングで、一時期ネットでもすごい話題になってて・・・」

 

 

ラップが歌えなかったエミネムだったが、ざくろと意気投合。水茄の熱唱は二人の耳には届いていない。アニメや同人、色んな話に花を咲かせる。

ヲタA【エミネム】 (そうか・・・ざくろちゃんも、俺と同じく、チキリ屋ナイーブで、緊張してたんだ・・・)

 

 

初めてわかった、腐女子Aことざくろの内面。

ヲタA【エミネム】 (俺今まで、人間なんか見た瞬間にどんなヤツかわかるぜ、って感じだったけど・・・。人間って、女の子って、わからないもんなんだな。)

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「なんか、エミネム君って私に似てるかもしれないw

ヲタA【エミネム】 「あーそれ俺も思ってたw」

 

 

 

気づいたら、水茄の曲はもう終わっていた。

ヲタC【バラル・ラン】 「あっ次は拙者の番です。」

 

 

ヲタA【エミネム】 (あっ、他人の曲もちゃんと聴かないと失礼だな。バラル・ランさんは何を歌う人なんだろう・・・)

 

 

 

 

 

『ジャッカー電撃隊 』

ささきいさお

 

 


※カラオケの画面

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (・・・何の曲?)

 

 

ヲタC【バラル・ラン】 「ジャッカー・・・ジャッカー・・・ジャッカー・・・

腐女子B【シュン】 「あはははは!なんですかこの曲ぅ〜!

腐女子C【水茄】 「うわ懐っ!

 

 

往年の名作、「ジャッカー電撃隊」を熱唱するヲタCことバラル・ラン。部屋は爆笑の渦に。

腐女子B【シュン】 「あっ、次わたしですぅ〜」

 

 

 

 

 

『愛のメディスン』

桃井はるこ

 

 


※カラオケの画面

 

 

曲名が出た瞬間、ヲタAことエミネム、ヲタBこと電音、ヲタCことバラル・ラン、主催者の内田の男性オタ一同「キタ━(゚∀゚)━!!」声を上げる。

腐女子B【シュン】 「小麦色の〜♪風に吹かれ〜めまいがしちゃいそぉ〜♪

 

 

ヲタA【エミネム】 (メチャメチャうめえ)

 

 

「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」のOP曲、「恋のメディスン」を、抜群の歌唱力で歌い上げる腐女子B、シュン。

腐女子A【ざくろ】 「シュンちゃん上手ーい!あー次私だ・・・やだなぁ」

ヲタA【エミネム】 「ざくろちゃん、頑張れー」

腐女子A【ざくろ】 「ホント、あまり聞かないで下さいね」

 

 

 

 

 

『キューティーハニー』

倖田來未

 

 


※カラオケの画面

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「このごろ流行の女の子〜 おしりの小さな女の子〜

決して上手いとは言えないが、音程は外さない。安定した歌い方だ。

 

 

ヲタA【エミネム】 (今、ああ見えて結構緊張してるんじゃねーかな。頑張れざくろちゃん。)

 

 

腐女子A【ざくろ】 「ハニー フラッシュ!

ぱちぱちぱちぱち

腐女子C【水茄】 「えースゴイ可愛かったー」

腐女子B【シュン】 「ねー!歌いなれてますねー」

 

 

ヲタA【エミネム】 「緊張してました?」

腐女子A【ざくろ】 「・・・してましたw

マイクを置く腐女子A、ざくろ。

 

 

ヲタB【電音】 「うわぁ、次歌いづらいなぁ;」

 

 

 

 

 

『瞳を閉じて』

平井 堅

 

 


※カラオケの画面

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (アニソンを入れろよ)

ヲタC【バラル・ラン】 (アニソンを入れろよ)

腐女子C【水茄】 (アニソンを入れろよ)

腐女子B【シュン】 (・・・何の曲だろう?)

腐女子A【ざくろ】 (月9だっけ?)

 

 

非アニソンを歌うヲタBこと電音。さっきとうってかわって、シンとなるオタク合コン一同。ヲタBこと電音の歌も、上手いとも言えず、下手とも言えない微妙なライン。全員、次の曲を入れるため、本に目を落とす

 

 

主催者【内田】(ありゃ、空気読めてませんなぁw

 

 

ヲタB【電音】  ピッ (後奏をカット)

「どうもでした〜」

ぱちぱちぱちぱち・・・

 

 

主催者【内田】「次は僕ですね〜」

 

 

 

 

 

『DANZEN!ふたりはプリキュア』

五條真由美

 

 


※カラオケの画面

 

 

 

主催者【内田】「プリッキュアッ!プリッキュアッ!

腐女子C【水茄】 「あはははは!キモーイ!

腐女子B【シュン】 「ぷ〜りきゅあ♪ぷ〜りきゅっあ♪」

ヲタB【電音】 「プ〜リキュア プ〜リキュア」

腐女子A【ざくろ】 「プリティで〜 キュアキュア〜♪」

ヲタA【エミネム】 「ふ〜たりは〜」

全員 「プリキュア〜!」

 

 

再び盛り上がる、オタク合コン。その後、2時間にわたってオタクソングを中心に、おおいに盛り上がった。

 

 

プルルルルルルルルル・・・

主催者【内田】「・・・あっ了解です。出ます。じゃあ、もう時間なので出ましょう。」

 

 

ぞろぞろぞろぞろ・・・

 

 

会計を済ませ、新宿パセラの前に集まるオタク達。出会った頃の緊張がウソのように、オタクトークや、カラオケの話で盛り上がっている。

ヲタA【エミネム】 (いやぁ、本当に楽しかった。まだ帰りたくない位だ。)

 

 

主催者【内田】「皆さんお疲れ様でした!終電は大丈夫ですよね?」

腐女子C【水茄】 「あー楽しかったですー」

腐女子B【シュン】 「また皆で遊びたいですねぇー♪」

ヲタC【バラル・ラン】 「むぅ、まだジバンを歌ってなかったな」

ヲタB【電音】 「おつかれさまでしたー」

 

 

ヲタA【エミネム】 (やべ、もう解散ムードだ。まだざくろちゃんの番号を聞いてない。でも、俺こういうの初めてだから、『番号教えて』なんて言うの恥ずかしいな・・・。周りからガッツイた奴って思われたくないし・・・。でもざくろちゃん、さっきはノリが合ってる感じだったから、聞いても大丈夫かな・・・いや待て。あー、なんて俺は度胸がねーんだ・・・)

 

 

 

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「あのー、エミネムさん?

 

 

番号教えて下さいっ

 

 

 

 

 

 

 

ヲタA【エミネム】 「・・・

・・・えっ、え!?あ、ああー、あっちょっと待って下さい 090・・・

かちかちかちかち・・・

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (どっくん どっくん どっくん どっくん)

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「あー、あとメアドもお願いします。」

ヲタA【エミネム】 「えっあっはっ、ハイ。k a l e i d o ・・・

かちかちかちかち・・・

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「どうもです〜。今メールしますね?」

ヲタA【エミネム】 「あっ、あ、ハイ。」

 

 

ヲタA【エミネム】 (どっくん どっくん どっくん どっくん)

 

 

「ぷ〜るるんぷるん ふぁみふぁみふぁ〜」<エミネムのメール着信音

 

 

 

 

5/9月23:45
from: zakuro-zakuzaku@domoco.co.jp
件名: お疲れ様でした〜

本文: 080-****-**** zakuro-zakuzaku@domoco.co.jp です^^ よろしくお願いします

 

↑携帯の画面

 

 

 

腐女子A【ざくろ】 「行きましたか?」

ヲタA【エミネム】 「あっ、きき来ました」

腐女子A【ざくろ】 「また遊びましょう。メールして下さいね。

ヲタA【エミネム】 「そ、そうですね。あっ、あ、遊びましょう!

 

 

主催者【内田】「では、一本締めで締めたいと思います。よぉ〜っ!

パンッ!

全員 「おつかれさまでしたー!」

 

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (女の子って・・・

・・・女の子ってわからねえええっ!

 

 

 

 

 <エピローグ>

夜の新宿を、JR新宿駅の方角に向かって歩く、ヲタAことエミネム、腐女子Cこと水茄、そして、主催者の内田。

腐女子Aことざくろ、腐女子Bことシュン、ヲタBこと電音は丸の内線で、ヲタCことバラル・ランは西部新宿線で帰るとのことで、途中で分かれた。

 

 

エミネムは、今日の事を思い出していた。

オタクでひきこもりの同人野郎だった自分が、唯一興味を持った集まり「オタク合コン」。合コンというものが初めてだったため、まさかここまで自分が大胆になれるとは思ってもみなかった。

 

 

主催者【内田】「どうでしたか今日は?」

ヲタA【エミネム】 「ホント、楽しかったです。誘ってくださってありがとうございました。」

 

 

腐女・・・女の子と一緒にお酒を飲み、カラオケで楽しみ、携帯の番号とメアドをゲットした。さっきまでの時間は、今までの自分ではないようだった。

 

 

 

腐女子C【水茄】 「ねーホント楽しかったです。またみんなで飲みましょうね!」

主催者【内田】「んじゃ今度はアキバでやりましょうかw」

 

 

もちろん、大学のチャラい連中がするような、「スチュワーデスと合コンした」とか「お持ち帰りした」とか「その場でヤっちゃった」とかいうような、派手なものではない。

だけど。

臆病で弱気で、オタクというコンプレックスを抱えた自分が、人と会う事で、人と話す事で、ここまで楽しめたんだという、妙な充実感があった。もちろん、この集まりが「オタク合コン」だったからというのもあるんだが。

 

 

 

ヲタA【エミネム】 (でも、遊ぶったってどうやって誘えばいいんだよ・・・

 

 

 

俺はそんな事を考えつつ、新宿駅に向かう人ごみでごったがえす、青梅街道の信号を渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 ----終わり